熊谷山荘
コナラ林の中に浮く「エネルギー自給住宅」
熊谷山荘は栃木県那須町の別荘地の一角にある。埼玉県に住む熊谷さんの週末住宅である。
外気導入式のパッシブソーラーによる暖房以外に、太陽光発電で電気を賄い、余った電力は東京電力に売り、足りないときには買うという「逆潮流ありの系統連系」をしている。
コンクリート造の1階設備コアの上に2・3階部分の木造部分が大きく張り出して載る。切妻屋根の南側を大きくとり、そこに建材一体型アモルファス太陽電池とソーラーのためのガラス付き集熱パネルが載る。
周囲はコナラやクヌギの林で、若葉の季節には山荘は緑の中に浮かび上がって見える。
DATA
建物名称:熊谷山荘
所 在:栃木県那須町
家族構成:夫婦
竣 工:1996年1月
構 造:RC造(1階)+木造(2・3階)
面 積:敷地面積 1,190.5m2
建築面積 52.245m2
延床面積 95.715m2
設 備:暖 房 外気導入式パッシブソーラーシステム
(デュアルコイル、融雪仕様)、暖炉
自家発電:太陽光発電 建材一体型アモルファス太陽電池
その他 :合併処理浄化槽・温泉給湯